ダンクが好きでヘビロテしてるんだけど、他のスニーカーと同じく寿命はあるの?
加水分解しないって聞いたけどほんと?
スニーカーにとっての最大の敵が加水分解です。
特に、エアマックス、エアフォース1、ニューバランスなどは加水分解に症状が顕著に表れて着用困難になることがあります。
ダンクは加水分解しなくてずっと履ける!!
スニーカー好きの方の中にはこんなことを聞いた人もいるかも知れません。
ダンクは劣化しないでずっと履くことができるのでしょうか?
結論からいいます。
ダンクも劣化します。場合によっては着用困難になることもあります。
ソールの劣化でボロボロになってエアマックスみたいに履けなくなることはありません。しかし、他の部分が劣化して終わります。
ダンクはデザインもシンプルでかっこいい。ファンが多いスニーカーです。スニーカーの中では比較的寿命が永いので買い替え頻度も少なくてすみます。
○本記事からわかること
- ダンクの寿命
- 加水分解しない理由
- 劣化する箇所
- 劣化を防ぐためには
★目次
ダンクの寿命は?
一般的にスニーカーの寿命は3年〜5年と言われています。
ミッドソールが加水分解してボロボロになる。これで履けなくなるスニーカーがほとんどです。
加水分解;スニーカーのソールに使われるポリウレタンが水に反応し、分解生成物が得られる反応のことです。
私の経験から、ダンクの寿命は10年前後だと言えます。
エアマックス系やニューバランスよりも寿命は永い。未だに私のもっている20年前のダンクは履けます。
ダンクが加水分解しにくい理由とは?
ダンクは加水分解しにくいモデルと言われています。なぜならソールにポリウレタンを使っていないのでエアマックスのようにボロボロになって着用できないなんてことにはなりません。
ダンクのソールに使われている素材はラバーです。ラバーは加水分解の可能性が低いのでポリウレタンを使用しているスニーカーよりも寿命が永いです。
また、ダンクはノンエアバッシュと言われる、エアユニットを使っていないバッシュです。エアジョーダンやエアフォース1はエアユニットを搭載しているバッシュです。劣化して、エアユニットがボロボロこぼれてきます。
加水分解しにくいモデルですが、保存状態や使用状況によって劣化は変わってきます。
ダンクの劣化する部分とは?
ソールの加水分解はほぼ心配ないので寿命は永いスニーカーです。しかし、他の部分が劣化して着用困難になったり、汚くなったりしてしまいます。
ダンクの劣化してしまう部分とはどこでしょうか?
- アッパー
- アウトソール
- ミッドソールとアッパーの間
上記の3点が弱点です。どんな状態になるのか順番に解説していきます。
アッパーの劣化
アッパーのレザーが劣化して、ベタベタになります。
レザーの軟化で、塗装が剥がれて下地が見えたり、黒くボロボロな汚れになります。
上のダンクはナイキマークが塗装が軟化してシワが入ってきています。
上のモデルは爪先部分の黒いカーボンパーツが剥がれてきています。
また、ヌバック素材を使っているモデルも注意です。ヌバックが割れて、ボロボロ取れてきて下地が見えてしまいます。
エナメルを使っているモデルも劣化していきます。エナメルの場合、日焼けで黄ばんだり、パテントが剥がれてしまいます。
寿命としてはパテント素材が一番劣化が早く感じます。レザーだと10年くらいは劣化しませんでした。
アウトソールの劣化
ダンクは加水分解しにくく、ソールがボロボロにならないと言いました。
しかし、着用困難になることもあります。
それは、アウトソールが硬化して割れることです。
すべてのスニーカーに起こり得るアウトソールの硬化。カチカチになった状態で履くと割れて、そこから水が入ったりしてしまします。
ゴムの弾力性が失われてしまい、最終的にはプラスチックみたいに硬くなる劣化です。
硬化はダンクの着用不可になる唯一の状態だと感じます。
硬化も保存状態や使用状況によっていつ起こるか変わります。20年以上経っても普通に履けるスニーカーもあります。
ミッドソールとアウトソールの間に接着が剥がれる
スニーカーはアッパーとソールを接着剤でとめています。接着剤が劣化して機能しなくなると剥がれて、最悪履けなくなります。
エアマックスやコルテッツ、ニューバランスなどは剥がれると着用不可になってしまいますね。
しかし、ダンクやエアフォース1、エアジョーダン1はステッチでミッドソールが縫い付けてあるので、隙間ができても着用できます。
隙間ができて気にする人もいます。一応、接着剤で隙間を埋めることもできます。
劣化してもダンクは価値がある
古いダンクを求めてるファンは多いです。
一般的に劣化しているスニーカーは価値が落ちます。
しかし、ダンクは昔から根強い人気があります。
昔のダンクをリペアして履いている人や集めている人がいます。
劣化からスニーカーを守るためには?
お気に入りのスニーカーは少しでも永く履きたいですよね?きれいな状態を維持したいと思います。
コレクションしている人は特に状態を気にすると思います。
大好きなダンクを劣化から守るにはどうすればよいのでしょうか?
本記事では4つ対策を紹介します。
- 湿気から守る
- クリーニングをする
- シューキーパーを使う
- シューズボックスを使う
順番に解説していきます。
湿気から守る
湿気はスニーカーの劣化、加水分解の最大の敵です。
スニーカーを保管しておく場所には除湿剤を使いましょう。
クリーニングを怠らない
スニーカーのクリーニングをしていますか?
結構履きっぱなしの人は多いと思います。
水分、汚れは劣化を早めたり、ダメージにつながります。そして、汚いスニーカーは雑に扱ってしまう。
特に水分はアッパーを痛めて、カビが生えたり、匂いの原因にもなります。実際に私はカビが生えました。
大体、2週間に一度はクリーニングすることをオススメします。
スニーカー専用のクリーニングセットも出ています。簡単にできて、最後に布で拭くだけなので誰でもできます。
シューキーパーを使う
シューキーパーを使って靴の形を保っておくことも寿命を延ばす方法です。
シューキーパー使ってる人なんてスニーカー好きくらいしかいないのでは?私も最近まで使っていませんでした。
シューキーパーを使うことで履きシワや型崩れを対策することができます。
履きシワの部分から塗装が剥がれたり、割れてくることが多いです。
また、シューキーパーで形を整えておくことでシューズ内の湿気対策にも有効です。
シューズボックスでの保管
スニーカーを玄関に出しパにしてませんか?直射日光のあたる場所での保管もNGです。
ミッドソールが黄ばんだり、アッパーが日焼けで劣化してしまいます。
お気に入りの一足は専用のシューズボックスで保管しましょう。シューズボックスで保管することで外部の湿気が入りにくくなります。
外で履いて速攻シューズボックスに保管するのではなく、汚れを取って、シューズ内の湿気を乾燥させてからしまうのがベスト。
まとめ
ダンクはポリウレタンのソールを使っていないので加水分解でボロボロになることはない。
しかし、アッパーの劣化やアウトソールの硬化、接着剤の劣化が起こる。
スニーカーの中では寿命は永い方で、保管状態によっては20年以上履ける物もある。
ダンクを長持ちさせるためにも普段から、クリーニングや保管、ケアを怠らないようにしたい。